
英語のリスニングやスピーキングをもっと伸ばしたいな……と思ったとき、よく耳にするトレーニング法。
でも、「いざやってみよう!」と思っても、ネイティブのスピードに全然ついていけなかったり、ただ口が回るだけで意味が頭に入ってこなかったり……。
途中で難しく感じて、挫折してしまった経験がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、最初から完璧に音声を追いかけようとしなくても大丈夫なんですよ。
正しい順番とちょっとしたコツを知るだけで、驚くほどスムーズに練習できるようになるんです。
これって気になりますよね。実は多くの人が同じように感じているんですね。
この記事では、英語学習を始めたばかりのあなたが迷わず取り組めるように、無理なく進められるステップや、ついついやってしまいがちなNG例をわかりやすくお伝えしていきますね。
読み終えるころには、「これなら私にもできそう!」ときっと前向きな気持ちになっているはずですよ。
まずは意味の理解と段階的なステップから始めましょう!
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、1~2語ぶん遅れて影(shadow)のようにそっくり真似して発声するトレーニングのことです。
通常のリピーティングと違って、聞きながら同時に発音するのが大きな特徴なんですね。
でも、いきなり音声を真似して発音するのは、実は少しハードルが高いやり方かもしれません。
初心者の方にとって一番大切なのは、自分のレベルに合った短い教材を選び、事前に単語や文法、内容をしっかり理解してから段階的に音読を進めることです。
以前は「とにかく聞いて真似する」というスタイルが主流でしたが、最近では「文章の構造を理解して、少しずつ音を再現していく」という、意味理解を重視したやり方が推奨されていますよ。
どうして事前の理解と段階的な練習が必要なの?
では、なぜいきなり真似をするのではなく、意味の理解や段階を踏むことが大切なのでしょうか?
それには、初心者が陥りやすい理由があるからなんですね。
音を追うだけで精一杯になってしまうからです
いきなり難しい素材を使ってしまうと、聞こえてくる英単語の音を追いかけるだけで脳のリソースを使い切ってしまいます。
すると、自分が何を言っているのかまったく理解できないまま、ただの「音読マシーン」になってしまうんですね。
リスニング力やスピーキングの瞬発力を同時に鍛えることが本来の目的なのに、これでは効果が薄れてしまうとされています。
意味がわからないと実際の会話で使えないからですね
単語や文法の意味を理解しないまま音だけを何となく真似していても、それは「英語の音の体操」をしているだけかもしれません。
実際の会話で使える英語力につなげるためには、自分が口にしている言葉の意味を、しっかりと頭の中でイメージできていることがとっても大切だと言われているんですよ。
自己流のカタカナ発音になってしまうのを防ぐためです
スピードについていくことばかりを意識すると、ネイティブのリズムや音声変化を無視して、ただ早口のカタカナ発音で読んでしまいがちです。
これだと、いつまでたっても正しい英語の音が身につかず、リスニングの耳も育ちにくいと注意喚起されているんですね。
失敗しないための具体的なステップと注意点
それでは、具体的にどのような手順で進めていけばいいのでしょうか。
ここでは、避けておきたいNGなやり方と、おすすめの5つのステップを一緒に見ていきましょう。
ついついやってしまいがちなNGなやり方
まずは、逆効果になり得る注意したいポイントです。
これらは多くの人がつまずきやすい部分なので、少し意識してみてくださいね。
- 教材が難しすぎる:1回聞いてほとんど理解できない素材(ニュース番組やTEDの上級者向けなど)から始めると、挫折の原因になりやすいです。
- 意味を考えていない:単語や文法がわからない状態で音だけを繰り返すのは、効率が悪いとされています。
- オーバーラッピングとの混同:スクリプト(文字起こし)を見ながら音声と同時に読む「オーバーラッピング」だけで満足してしまい、何も見ずに遅れて発音する本来の形になっていないケースも多いようです。
初心者におすすめしたい5つのステップ
初心者の方は、いきなり本格的な練習に入るのではなく、次のような順番でゆっくり進めるのが効果的だとされていますよ。
ステップ1:レベルに合った教材選び
まずは、自分のレベルより「少しだけ」易しい、または同等レベルの素材を選びます。
1回聞いて、7割程度内容が分かるものが理想的ですね。
長さは1分以内の短い音声からスタートし、必ずスクリプト(文字起こしテキスト)が付いているものを選んでくださいね。
ステップ2:事前の意味理解(サイトトランスレーション)
音声を流す前に、まずは英文だけを読んで内容をつかみます。
分からない単語や文法は先に調べておくのがポイントです。
意味のかたまり(チャンク)ごとに区切って、瞬時に日本語で意味を言ってみる「サイトトランスレーション」を取り入れると、理解のスピードがグッと上がりますよ。
ステップ3:音声を聞いて全体像をつかむ
次に、テキストを見ずに音声だけを2~3回聞いてみます。
ここでは細かい音よりも、話の流れや主題をざっくりとつかむだけで大丈夫です。
ステップ4:ゆっくり段階的なリピートと音読
いきなり影のようについていくのではなく、次のように少しずつ負荷を上げていきましょう。
- 英文を見ながらリスニングする
- 一文ずつ音声を止めて、リピートする(聞いた後に真似する)
- 音声を聴きながら、テキストを見て一緒に読む(オーバーラッピング)
- テキストを見ながら、音声より少し遅れて読む
ここまで慣れてきたら、最終的に何も見ずに音声に少し遅れて発声する(本来のシャドーイング)に挑戦してみてくださいね。
ステップ5:録音してネイティブと比較する
最近とても推奨されているのが、自分の声をスマートフォンなどで録音し、ネイティブの音声と聞き比べる方法です。
発音やリズム、間の取り方が違う箇所をメモしておき、次回の練習で重点的に改善していくと、驚くほど発音がきれいになっていくはずですよ。
長く続けるための大切なコツ
通訳者の方々の経験談によると、ただ機械的に音をなぞるだけでなく、話し手の気持ちになって意味をかみしめながら発声することがとっても重要とされています。
「このフレーズを、明日の会話で私が使うんだ!」というつもりで感情を乗せると、記憶への定着が格段に良くなるそうですよ。
段階的な練習で着実に力をつけましょう
いかがでしたか?
初心者の方がシャドーイングを成功させるためには、いきなり音声を真似するのではなく、「内容をしっかり理解すること」と「自分のレベルに合った教材で段階的に練習すること」が何よりも大切なんですね。
難しいニュース英語を焦って使う必要はありません。
1分以内の短い、やさしい素材を何度も何度もやり込んで、「もうほぼ暗記してしまったな」と思えるくらいになってから、次の素材に移るのが一番の近道だと言われています。
今日から1日10分、一緒に始めてみませんか?
「なんだか難しそう……」と思っていた方も、ステップを細かく分ければ「これならできそうかも?」と感じていただけたのではないでしょうか。
私たちも最初はみんな初心者です。
初めからうまく口が回らなくても、まったく気にすることはありませんよ。
上達の最大のカギは、1日10〜15分でもいいので、ほぼ毎日続けることだとされています。
お風呂に入る前や、通勤・通学のスキマ時間など、ちょっとした時間を見つけて、ぜひ今日から短いフレーズで試してみてくださいね。
あなたの英語学習が、もっと楽しくて実りあるものになるよう、心から応援しています!