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英語のリエゾンはなぜ起こる?音が変化する5つの理由を徹底解説!

英語のリエゾンはなぜ起こる?音が変化する5つの理由を徹底解説!

洋画や海外ドラマを字幕なしで見ていて、「知っている単語のはずなのに、全然違う音に聞こえる…」と悩んだ経験はありませんか?
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学校で習った綺麗な発音と、ネイティブスピーカーが話す実際の英語のギャップに、戸惑ってしまうのはきっとあなただけではありませんよね。

実は、その聞き取りにくさの原因は、英語特有の「リエゾン」と呼ばれる音声変化にあるかもしれません。
この記事では、英語の音のつながりが起きる背景や、具体的な音の変化のルールについて、やさしく丁寧に解説していきますね。

リエゾンの仕組みを知るだけで、モヤモヤしていたリスニングの壁がスッと崩れて、ネイティブの言葉が魔法のようにクリアに聞こえてくるかもしれませんよ。
私たちと一緒に音のつながりの謎を解き明かして、もっと英語のコミュニケーションを楽しんでいきましょう!

英語のリエゾンは滑らかに話すための自然な現象

英語の音が変化してしまうことについて、最初にお伝えしますね。
それは、ネイティブスピーカーが単語と単語を滑らかに繋げて、自然なスピードで話すためなんですね。

私たちが学校の授業で英語を習うときは、単語を一つずつ区切って丁寧に発音することが多いですよね。
でも、実際の日常会話では、言葉が途切れることなく流れるように発音されます。
その結果、前の単語の最後にある音と、次の単語の最初にある音がくっついたり、消えたりして、音が変化してしまうのです。

これは決して特別なテクニックではなく、日常的な会話の中で無意識に起きる自然な現象と言われています。
日本語でも、「洗濯機(せんたくき)」を「せんたっき」と発音したりしますよね。
それと同じように、英語でも口の動きを楽にして、スムーズにコミュニケーションを取るためにこうした変化が発生しているんですね。

音が変化する背景は?発生する2つの理由を詳しく解説

それでは、英語ではこれほど頻繁に音が変化するのでしょうか。
その背景を、もう少し詳しく深掘りしてみたいと思います。
理由は主に2つあると考えられていますので、順番に見ていきましょうね。

息のストリーム(流れ)を止めないため

英語は「息の言語」とも呼ばれるくらい、呼吸の流れがとても大切な言葉なんですね。
単語ごとに息を止めて発音すると、どうしてもロボットのようにカクカクとした話し方になってしまいます。
そのため、息の流れを止めずに一気に話し切るために、自然と音がつながっていくのです。

たとえば、喉を開いたまま声帯を震わせて話すため、前の単語の余韻が残ったまま次の単語に突入してしまいます。
これが、英語特有の流れるようなリズムを生み出している理由の一つと言われています。
私たち日本人が英語を聞き取れないことが多いのは、単語と単語の「隙間」がないからかもしれませんね。

会話のスピードによる口の動きの省略

もう一つの理由は、シンプルに「速く話すため」です。
ゆっくりと丁寧に話せば、一つ一つの単語ははっきりと発音されますよね。
でも、実際のネイティブ同士の会話は、私たちが思っている以上にスピーディーです。

口や舌の動きを最小限に抑えて、効率よく言葉を伝えるためには、発音しにくい音を省略したり、言いやすい音に変えたりする必要があります。
これはサボっているわけではなく、会話のテンポを保つための自然な工夫なんですね。
だからこそ、音の法則を理解することは、生きた英語を理解するための近道になると言えるのではないでしょうか。

ネイティブに近づく!英語特有の代表的な5つのパターン

音の変化と一言で言っても、実はいくつかのお決まりのパターンがあるんです。
ここでは、代表的な5つの種類をご紹介しますね。
具体的なフレーズを見ながら一緒に発音してみると、きっと「あ、そういうことだったんだ!」と納得できるはずですよ。

1. 連結(linking):子音と母音がくっつく

一番よく見られるのが、この「連結(リンキング)」という現象です。
単語の最後が「子音」で終わり、次の単語が「母音(a, i, u, e, o)」で始まる場合に、その2つの音がピタッとくっついて発音されます。

たとえば、「How are you?」というフレーズ。
単語ごとに読むと「ハウ・アー・ユー」ですが、実際には「w」と「a」の音がくっついて、「ハワユー」のように聞こえますよね。
他にも、「an apple」が「アナップル」になったり、「Thank you」が「サンキュー」になったりするのも、この連結の仲間なんですね。

2. 脱落(elision):音が消えて聞こえなくなる

次にご紹介するのは、本来あるはずの音が会話のスピードの中で消えてしまう「脱落」です。
特に、単語の最後にある「t」や「d」などの音が、発音されずに飲み込まれてしまうことが多いんですね。

身近な例で言うと、「get up」というフレーズがあります。
「ゲット・アップ」ではなく、tの音が弱くなって「ゲラップ」のように聞こえた経験はありませんか?
また、「good night」も「グッド・ナイト」ではなく、「グッナイ」と発音されることが多いですよね。
文字の通りに発音されないので、最初は戸惑うかもしれませんが、これを知っておくとリスニングがグッと楽になるはずです。

3. 同化(assimilation):隣の音に影響されて別の音になる

「同化」とは、隣り合った音同士が影響を与え合って、まったく別の新しい音に変化してしまう現象のことです。
特に、「t」「d」「s」「z」の後に「y(ヤ行の音)」が続くと、音が変わりやすいと言われています。

一番わかりやすいのが、「got you」という表現です。
「ゴット・ユー」ではなく、tとyが混ざり合って「ゴッチュー」のように変化します。
他にも、「did you」が「ディジュー」になったり、「miss you」が「ミシュー」になったりするのも、この同化の法則が働いているからなんですね。

4. はじき音(flapping):tやdがラ行のような音になる

これは特にアメリカ英語でよく見られる特徴で、「フラッピング」と呼ばれています。
母音に挟まれた「t」や「d」の音が、日本語の「ラ行」のような、軽く弾くような音に変化するんですね。

代表的なのが「water(水)」です。
イギリス英語では「ウォーター」と発音されることが多いですが、アメリカ英語では「ワラァ」のように聞こえることが多いと言われています。
他にも「better」が「ベラァ」、「letter」が「レラァ」になるなど、知っていないとなかなか元の単語を推測しにくい変化かもしれませんね。

5. 短縮・弱形(contraction):助動詞などが短くなる

最後は、2つの単語が合体して短くなったり、重要ではない単語が弱く発音されたりする現象です。
私たちがよく知っている「do not」が「don't」になるのも短縮の一つですね。

また、会話の中で「to」や「and」などの機能語は、意味を伝える上でそこまで重要ではないため、とても弱く、素早く発音されます。
たとえば、「rock and roll」は「ロック・ン・ロール」のように、「and」が「ン」だけになってしまうこともありますよね。
大切な情報だけを強調して、それ以外は弱く短くすることで、英語ならではの波のようなリズムが生まれているんですね。

今回のおさらい!音のつながりを理解してリスニング力アップ

ここまで、英語の音声変化について色々な角度から見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事でご紹介した大切なポイントを、最後にもう一度整理しておきますね。

  • ネイティブが単語を滑らかに繋げて自然に話すために起きる現象であること
  • 息の流れを止めず、会話のスピードを保つために音が変化すること
  • 代表的な変化には、連結、脱落、同化、はじき音、短縮・弱形の5つがあること
  • ルールを知ることで、英語が劇的に聞き取りやすくなること

リエゾンは決して英語学習者を悩ませるためのいじわるではなく、コミュニケーションを円滑にするための自然な思いやりみたいなものかもしれませんね。
法則さえ知ってしまえば、今までただの雑音に聞こえていた英語が、意味のある言葉として頭に入ってくるようになりますよ。

音の法則を味方につけて、英語学習をもっと楽しもう!

「英語の発音って、なんだか複雑で難しそう…」と最初は感じてしまったかもしれませんね。
でも、安心してください。
今回ご紹介した法則は、すべてを完璧に暗記する必要はないんですよ。

まずは、好きな映画や音楽を見聞きするときに、「あ、今音がつながったかも!」「これは同化のルールかな?」と、少しだけ意識してみることから始めてみませんか?
意識するだけでも、あなたの耳は確実にネイティブの英語に慣れていくはずです。

オンライン英会話やリスニング教材でも、この音のつながりに注目した学習法がとても人気を集めていると言われています。
もしかしたら、音の壁を克服した先には、字幕なしで洋画を楽しんだり、海外の友達とスムーズに笑い合えたりする、ワクワクするような未来が待っているかもしれませんね。

リスニングの悩みは、ほんの少しの知識とコツで乗り越えられます。
あなたの英語学習がもっと楽しく、充実したものになるよう、心から応援しています!
焦らず、ご自身のペースで、音のつながりを楽しんでみてくださいね。